8月28日 東京オペラシティで今年最後のアジアユースオーケストラの公演を聴いてきました。
 アジアの選ばれた若い音楽家たちの今年最後の公演で、高度な技術と芸術性に聴き惚れたのはもちろんですが、明日はそれぞれの国に帰って行くわけで、もうこのメンバーでの演奏は二度と行われないというものでした。
 最後の曲の演奏は感極まって涙とともに終わりました。そして、互いに抱き合ったり、肩をたたきあったり、握手をしたりする光景は観衆の私たちをも引きづり込んでいくほどの感激的な場面でした。
 国境を越えたアジアの若者たちの間に育まれた友情によって、決してこの若者たちが二度と互いにいがみあうことなどあり得ないことを確信し、またそうなるよう祈る気持ちになったのはわたしだけでしょうか。

 

http://ayonihonjimukyoku.com/index.html

 

 

Asian Youth Orchestra (AYO)

アジアユースオーケストラ
設立:ユーディ・メニューイン/リチャード・パンチャス
1990
8月の初回公演はユーディ・メニューイン指揮による



100
名のアジア ユース オーケストラのメンバーは、中国、台北、香港、インド、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムから選出された、才能豊かな若い音楽家で構成されています。各地での厳しいオーディションをくぐり抜け、3週間のリハーサル・キャンプに続き、国際的に活躍する著名な指揮者やソリストとの3週間のツアーと、毎年6週間の活動をしています。

17年間にAYOは、チェロ奏者ヨーヨー・マ、ミッシャ・マイスキー、ヴァイオリン奏者のギドン・クレーメル、ギル・シャハム、リーラ・ジョセフォウィッツ、ヤン・ウク・キム、諏訪内晶子、チョーリャン・リン、ソプラノのエリー・アメリング、ピアニストのアリシア・デ・ラローチャ、セシル・リカド、ジョン・ナカマツ、レオン・フレイシャー、ボザール・トリオ、トランペットのハーカン・ハーデンベルガーなどと共演しました。また指揮者には、セルジュ・コミッショーナ、アレクサンダー・シュナイダー、エリ・クラス、タン・ドゥン、そして設立者で手もあるユーディ・メニューインとリチャード・パンチャスを迎えてきました。

 

毎年17才から28才までの若者約1000名が各地でのオーディションを受け、そこで選ばれた者たちが1ヶ月にわたる香港でのリハーサル・キャンプに入ります。キャンプではボルティモア交響楽団、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、ナショナル交響楽団、サンフランシスコ響、ピッツバーグ響、ボストン・ムジカ・ビバ、クリーヴランド管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、モネ・オペラ・ブリュッセルなどからの音楽家による楽器別指導を受けます。

AYO
は、授業料なしの夏季講習として実施されています。音楽を志すアジアの青少年が、アジアにおいて自分達で音楽を作り上げることに誇りを感じ、有名アーティスト達との共演やツアーを経験することを通じて、優秀な才能が育まれ成長していくことを、AYOの真の目的としています。(